高力先生
今回は現在中学3年生が勉強しているであろう、
一次電池と二次電池の覚え方について解説します。

今日は一次電池と二次電池の覚え方だね!
よろしくお願いします!!
高力先生
まず電池とは、
異なる2つの金属系物質を、
電解質の水溶液に接触させることで、
一方の物質は電解質の水溶液に溶け出し、
もう一方がほとんど溶け出さないことからくる違いにより電流が生まれ、
その電流を外部に取り出せるようにしたものです。
では一次電池と二次電池はどのようなものなのでしょうか。
それは一次電池は充電ができない電池で、二次電池は充電ができる電池だということです。
電池で起きている反応を見ると、
電極の物質が溶けることから電子の移動が生まれます。
そのため「電極が溶け切る」などの状態になると当然電流は発生しなくなります。
ですが二次電池は、反応が進んだ後でも充電することで元の状態に戻し、
何度でも使い続けることが出来る電池を指します。

高力先生
中学生で出てくる一次電池と二次電池は
一次電池:アルカリ電池、アルカリマンガン電池、酸化銀電池
二次電池:鉛蓄電池、リチウム電池、ニッケル水素電池
となります。
この知識はテストや入試に出てくる可能性は高いですし、
高校でも使う知識ですので覚えましょう。
覚え方としては、頭文字を使った語呂合わせなどよりも、
一次電池二次電池ともに、普段目にする機会があるため、
普段の生活と関連付けて覚えましょう。
例えばアルカリ電池などは、
コンビニやスーパーで売っている乾電池を指します。
この電池は充電できませんね、そのため一次電池です。
酸化銀電池は小型のリモコンなどに使う銀色のボタン型電池のことです。
銀色だから酸化銀電池と関連付けて覚えてください。
他にも、鉛蓄電池は車のバッテリー、リチウム電池やニッケル水素電池は、
携帯電話や子機などの電池に使われます。
皆さん毎日携帯電話は充電していますよね、だから二次電池なのです。
このように、覚える量が多いと思われる理科の用語ですが、
普段の生活と関連付ければ覚えやすいと思います。
みなさんしっかりと覚えてください。

身近なものと関連付けて覚えられるってとてもいいね!
ノートにも、ただ表を書くだけじゃなくて、
高力先生のように身近なものと関連付けてメモをとってみよう!
高力先生ありがとうございました!!